闘獣王考察

 ゲーム部でクソ流行ってるから考察。


レベルの上げ方

 ユニットのレベルの調整手段について。

組み合わせ\合成枚数 二枚 三枚
別属性 +1 +2
同属性 +2 +3
同ユニット +3 +5

 同属性で精霊を合成した場合は例外として、「精霊ではないユニットのレベルを『+精霊のレベル』する」。この場合精霊の位置は無関係。
 その他の場合は通常の別属性Lv1ユニットと同じ。
 また、「同属性+同属性+別属性」「同ユニット+同ユニット+同属性」のような混成三枚合成の場合、ランクの低い物は無視される。
 即ち、「同属性+同属性+別属性」の合成は「同属性+同属性」と同じ結果になる。(一応合成後のステータスは変化する)

  • レベル1
    1. 別属性:Lv0+Lv0
    2. 精霊
  • レベル2
    1. 別属性:Lv1+Lv1
    2. 別属性:Lv0+Lv0+Lv0
    3. 同属性:Lv0+Lv0
  • レベル3
    1. 別属性:Lv2+Lv2
    2. 別属性:Lv1+Lv1+Lv1
    3. 同属性:Lv1+Lv1
    4. 同属性:Lv0+Lv0+Lv0
    5. 同ユニット:Lv0+Lv0
  • レベル4
    1. 別属性:Lv3+Lv3
    2. 別属性:Lv2+Lv2+Lv2
    3. 同属性:Lv2+Lv2
    4. 同属性:Lv1+Lv1+Lv1
    5. 同ユニット:Lv1+Lv1
  • レベル5
    1. 別属性:Lv4+Lv4
    2. 別属性:Lv3+Lv3+Lv3
    3. 同属性:Lv3+Lv3
    4. 同属性:Lv2+Lv2+Lv2
    5. 同ユニット:Lv2+Lv2
    6. 同ユニット:Lv0+Lv0+Lv0
  • レベル6
    1. 別属性:Lv5+Lv5
    2. 別属性:Lv4+Lv4+Lv4
    3. 同属性:Lv4+Lv4
    4. 同属性:Lv3+Lv3+Lv3
    5. 同ユニット:Lv3+Lv3
    6. 同ユニット:Lv1+LV1+Lv1
  • レベル7
    1. 別属性:Lv6+Lv6
    2. 別属性:Lv5+Lv5+Lv5
    3. 同属性:Lv5+Lv5
    4. 同属性:Lv4+Lv4+Lv4
    5. 同ユニット:Lv4+Lv4
    6. 同ユニット:Lv2+Lv2+Lv2

 こうなる。Lv8以降は割愛。
 重要な合成は強調してある。

初動について

 多くのユニットの第一進化レベルである「Lv5」
 及び赤ユニットの第一進化レベルである「Lv6」
 このどちらかに最速でたどり着くことが闘獣王勝利への道である。
 相手が甘えてLv3程度で済ませて来ようものなら、リザードマンが乱れ斬り、ヴァンパイアが吸い上げ、オーガが殴り殺すことだろう。
 タイマンは相手の場を壊滅させた方がそのまま勝つ。シールド割った分の五百某のゴールド程度では、戦闘とシールド破壊でレベリングしたユニットには太刀打ち出来ないのだ。

 さて、それではレベル5到達までのプレイを考えていこう。
 一番簡単なのは同ユニット三枚……ではない。三枚揃えというのはF二個引くとか、運良くFと同じのが流れてくるとかが必要で、それほど期待できない確率だ。だからフェイバリットは同ユニットにしてはいけない。
 本当に一番成立しやすいのは、「同ユニット:Lv2+Lv2」によるLv5進化
 つまりFは同色二つを選択するのが最も効率がいい。

 なにせ最初の四回のピックの中で、フェイバリットがひとつ来ればいいのだ。

 フェイバリット二つ、あるいはフェイバリットと同じユニットが二つピック出来た場合、それが亡霊と悪魔のように別のものであった場合「同属性:Lv3+Lv3」で進化。同ユニット二枚であれば「同ユニット:Lv0+Lv0+Lv0」で進化。
 F一つと同色一つが引けたのなら、「同ユニット:Lv2+Lv2」による進化。
 F一つ取れたのみでも、「別属性:Lv0+Lv0+Lv0」で作ったLv2と初期二枚で作ったLv2による「同ユニット:Lv2+Lv2」で進化だ。
 そしてもしもFが手に入らなかったとしても、同属性が四つ手に入れば同属性3+3で進化が可能。
 非常に緩い条件で最速Lv5が達成出来るわけだ。
 しかも、手札の消費が五枚で済む。進化先のレベルを上げる余地があるのだ。

 さて、そこに持ってきてレベルアップの遅い赤属性だ。
 プチドラゴンが7、ワンワンとバットが6、カラスが5である。バットとカラスは正直進化しても戦力外なので、実質赤は犬竜しかないわけだが。

 まずワンワンを見てみよう。コンボ攻撃が中々キチってるので、ハマれば瞬殺してくれる頼もしいわんこだ。最終段階になるとわんこの形を捨ててしまうが。
 Lv6達成は、Lv5と比べて段違いに難しい。何故か。Lv2からでは作れないからだ。
 Lv2は、別属性二枚を引いて合成すれば作れる。しかも初手でも作れる。
 しかしながら、Lv3は別属性ユニットでは作ることが出来ない
 この差が非常にでかい。
 検証してみよう。第一ラウンド終了時の手札枚数は六枚。六枚で作れるパターンはこうだ。

  • 別属性:Lv5+Lv5
    • =(犬犬犬)+(赤以外の同ユニット×3)
  • 同属性:3+3+3
    • =(犬犬)+(赤同ユニット×3)+(赤同ユニット×3)
  • 同ユニット:3+3
    • =(犬赤赤)+(犬赤赤)
    • (犬犬)+(犬犬)
  • 同ユニット:1+1+1
    • =(犬何か)+(犬何か)+(犬何か)

 お分かりいただけるだろうか、この難易度が。
 F二つに同属性三枚とか、F三枚同じもの引くとか、F一つに同属性のペア二つとか、アホみたいな難易度である。バイバイワンワンって感じだ。
 火の精霊を引けた場合、Lv5を作って最後に混ぜ込めばいい。つまり犬一枚と火の精霊で完成だ。
 おっ? と思うかもしれないが、犬一枚でLv5を作るにはフェイバリットは同属性でなくてはならないため、精霊選択は出来ない。運ゲーである。

  • フェイバリット精霊選択で運命に導かれて火の精霊を引いた場合。
    • 犬一つ+同属性二つ+火の精霊
    • 犬三つ+火の精霊
    • 犬一つ+赤同ユニット二つ+火の精霊

 つまりピック四回全て使い切って成立させる形になる。……せめて初期の精霊を選べればなぁ……。


 ドラゴン。必要Lv7。初動完成は無理ってはっきりわかんだね。
 何? 一応見てみる? やめておけ、そこには絶望しか……。

  • 同属性:Lv5+Lv5
    • =(竜0+0+0)+(赤同ユニット0+0+0)
  • 同ユニット:Lv2+Lv2+Lv2
    • =(竜+同属性0)+(竜+同属性0)+(竜+同属性0)

 絶望しかねぇよ!
 ちなみに、Lv4はどう頑張っても作成に四枚消費するので初手の合成では使えません。
 嘘ついた。火の精霊二枚引ければLv3+精霊で三枚消費で作れる。ギリギリ間に合う。……いやまずありえねーから。

タイマン環境の解答

 というわけで、メタフェイバリットは「悪魔+亡霊」「植物+黄色」次点で「リザードマン+海洋生物」となった。
 悪魔亡霊は悪魔先行になった場合が少々運ゲー(幻惑攻撃がつくか、その幻惑が発動するか)だが、亡霊が完成すれば無双だ。無双稲妻突きだ。シドみたいに暴れる。バランスブレイカー。禁止推奨レベル。
 植物コボは赤がメタ外なので弱点突かれない。あとトレントの圧倒的耐久性がゲームを長引かせる。オーガは火力馬鹿だから当たれば強い。
 黄色ならサーペントからのコアトルもいい。序盤じゃブレスが発動しないが普通に硬いし、生命力の特性はバ火力どもに有利に働く。
 リザ海洋はリザードマンがかなり硬く乱れ斬りで火力も出るためかなりの安牌。タコも墨と高い体力で耐えるし攻撃が高く足も早い。――ただしヴァンパイアに弱点属性を突かれる。

 ヴァンパイアを前に立っていられるのは植物だけで(瞑想の個数によりHPは変動)、数が揃い始めると流石のヴァンパイアも撤退せざるを得ず、そういう意味では黄色は一応亡霊に強い。ラフレシアまで進化すれば睡眠攻撃などで勝機が出てくる。
 青はヴァンパイア程ではないが、手数で火力が出せる。黄色程ではないが耐久性もある。
 その青を含む残りの多くの編成を、初動ヴァンパイアが食いつぶす、という三すくみである。
 三すくみと言っても頂点は常にヴァンパイアであり、下手なユニットではシールドすら守れないその圧倒的な速度と火力と耐久性能はキチガイと呼ぶに相応しい。レベル3の雑魚を丁寧に殴り殺してシールドを割る姿は紛うことなき変態。
 黄色は耐えられるけど、耐えるしか出来ないってことはつまり劣勢なわけで……。てか運悪く瞑想あまり覚えなかったり使わなかったりすると負ける。

 結論、タイマン最強はヴァンパイア。クソゲー運ゲーであった。

 多分瘴気の霧とか反撃とかで気合入れればなんとかなるかもしれないけど、だいたい準備するまでもなくシールドがパリンパリンする。
 シールド一枚犠牲にLv0青スライムで毒付けて消耗させて……とか考えたけど、スライムの毒は確率付与だし、そもそも作るだけで無条件にシールド一枚得られるユニットとかキチガイもいいとこ。テストに出ないよぉ……。


 多人数戦の場合は、多対一になるためヴァンパイアの価値がかなり下がる。それでもヴァンパイアは味方のカード温存を許容するため価値がある。
 他、初動を耐えて二ターン目以後の逆転を目指した赤の選択が許容される。
 なんでかって、追加で三枚取ってショップ使っての十枚体勢なら犬と竜の進化が不可能ではないからだ。特に犬。
 多人数戦も結局マウント取った側が勝つのだが、それまでに一チームに三つか四つはユニットを完成させる余裕があるので、ある程度の戦略が生まれるのだ。
 味方が十分に士気を稼ぎ、敵を消耗させた所へ投入されるドラゴンならば、ブレス一つで敵を壊滅させるポテンシャルがある。わんこのコンボ攻撃も、ミリ残りの雑魚を蹴散らすには十分有用だろう。
 多色フェイバリットは初動が弱すぎて話にならないので、特殊合成はできたらやるくらいで考えておくべき。
 ゼミアたそ……ワルキューレたそ……。


 06/26追記
 クソゲーなのはタイマンだけかもしれない。